胃下垂などの下がった内臓を上げる方法

胃下垂とは

胃下垂とはその名の通り、胃が下垂した状態です。ようは胃が本来の位置よりも下がっていますよということですね。

胃の位置が下がることによって胃の本来の働きである消化が不十分になり、消化不良を起こしあまりよくありません。

当院では胃下垂の方がとても多いのですが、男女にかかわらず困っている方がたくさんいらっしゃいます。

 

下がるのは胃だけじゃない?

胃が下がってきたらその下にある腸などにも影響が出ます。

また腎臓や子宮卵巣などの他の臓器に影響が出ることもしばしば。

上から胃が落ちてきますので下で押しつぶされるようになります。

そのまま下に落ちるだけならいいのですが、骨盤がありますのである程度は骨盤がゆがみ開くことで逃げ場を作りますが上からと下からで圧迫を受けて内臓の働きはおかしくなります。

 

胃も他から影響を受けている?

いきなり胃だけ下に落ちることもあるのですが、多くの場合は胃も上からの圧迫を受けて下に落ちているケースが多いです。

内臓下垂の場合に絶対に見落としてはいけない箇所があります。

それは「横隔膜」です。

 

横隔膜とは?

焼肉でいうとハラミですね。お店によってだいぶ変わりますが、そこそこのお店の手軽なハラミが個人的には好きです(笑)

横隔膜は呼吸に関係しています。ここが下に下がることによって息を吸え、上がることで息を吐けます。

この横隔膜が下がることによって胃下垂が起こるケースもあります。

なぜ横隔膜が下がるのかというと、多くのかたが姿勢が悪くなります。(当院ではこれを体のゆがみと言っています)

姿勢が悪くなることで呼吸が浅くなり、横隔膜のハリがなくなり下に垂れ下がってしまいます。横隔膜には肝臓という非常に重い内臓がくっついているのでより下に引っ張られてしまいます。

 

横隔膜をチェックしてみましょう

やり方は簡単

10秒間鼻から息を吸い続けて

30秒間口から息を吐き続けてください。

これだけです。

これが出来ていれば横隔膜は大丈夫です。

ちなみにヨガはポーズをするのが目的ではなく、ポーズをしながら呼吸をすることで横隔膜が内臓に刺激を与えるのが目的だと考えています。

ですので一生懸命ポーズにこだわっているかた程効果が出ません。

 

内臓を上げる方法

手段は何でもいいと思います。

治療院に行く

ヨガをする

お腹のマッサージをする

などいろいろありますが、効果を実感するのは先ほどの呼吸を目安にしていただけるといいかと思います。

当院では胃の位置を戻すだけなら3呼吸あれば整えることが可能です。

 

 

 

このページの著者

著者:高橋教文

柔道整復師、プロスポーツトレーナー、プロアーティストトレーナー

埼玉県さいたま市 巡り整体院 院長 「自律神経のスペシャリスト」

プロスポーツ選手からアーティストまで幅広くサポートしてきた経験を生かし、肩こり腰痛などの慢性症状から自律神経の悩みまで改善する無痛整体を行う治療家