肩こりと内臓の関係性

肩こりを甘くみてはいけない

肩こりが酷くなってどうしても我慢が出来なくて病院に行ったら末期の乳ガンだった。

患者さんのご家族の方がこのような状況になって今でもこの話は鮮明に覚えています。

これは非常にレアケースなのでそこまで心配する必要がないですが、そういうこともあるという事は知っていただきたいです。

内臓と肩こりは実は関係があるというお話です。

なぜ肩がこるのか

よく美容院に行くと「肩がガチガチですね」。マッサージに行くと「すごいこってますね~」。友達が肩を触って「ちょっとこりすぎじゃない?」などと肩こりはとても身近な存在になっています。

そもそも肩がこるのは肩に原因はなく、ただ肩回りの筋肉に血液がいかなくなって固くなっている状態です。

一生懸命肩を揉んでもはっきり言って改善はしません。

せめて揉むなら足ですね。

 

内臓に問題が起こると・・・

内臓は生活をしていると必ず疲れます。自覚はしないと思いますがお腹の中の内臓はとても疲れています。

内臓に問題があるとその近くの筋肉を固くして内臓を守ろうとする防御反応(内臓体性反射)とよばれるものが起こり筋肉が固くなります。

これが肩に関係する内臓に起こったら何もしていないのに肩が固くなり肩こりが起こります。

その場合は肩は揉んでも治らずに内臓を何とかしないといけません。

 

肩に関係する内臓

必ずそうなるというものではないのですが、

右肩・・・肝臓

左肩・・・心臓

首~左肩・・・胃

背中・・・膵臓

などどの内臓に問題があるかで部位が変わります。

普段肩こりに左右差がある場合にはこういった原因があるかもしれません。

 

内臓の状態を知るために

病院で検査しても異常はないです。というケースがほとんどなので西洋医学は一回置いておいてください。

この場合、病気ではないんだけど健康ではない「未病」と呼ばれる状態で内臓疲労などとイメージしてください。

内臓の状態を知るためには検査もいいと思うのですが、自分の体の状態でだいたい分かります。

例えば・・・

胃が痛くなることはありませんか?

お腹を下しやすくないですか?

口内炎がよくできませんか?

 

内臓が健康な状態でなければ必ず体のどこかに異変が起こります。これは体が教えてくれているのです。

例えば、顔にできものが出来る位置・靴下の穴が開く位置・足つぼなどでも参考になると思います。

まずは自分の身体をしっかりと見つめなおしてみてもいいのではないでしょうか。

 

 

このページの著者

著者:高橋教文

柔道整復師、プロスポーツトレーナー、プロアーティストトレーナー

埼玉県さいたま市 巡り整体院 院長 「自律神経のスペシャリスト」

プロスポーツ選手からアーティストまで幅広くサポートしてきた経験を生かし、肩こり腰痛などの慢性症状から自律神経の悩みまで改善する無痛整体を行う治療家