肩は揉んではいけない?

肩がこって揉んでほしい

多くの方が揉んでほしいなと思ったことがあると思います。私は揉まれると痛いのであまり触られるのが好きではありませんが。

一般的には肩こりには肩のマッサージが一般的ですが、果たしてこれが正解なのでしょうか?

・揉んでもらっているときは気持ちがいいけどすぐ戻ってしまう。

・揉んでもらったら翌日余計に痛くなっちゃった

など、よかれと思ってやっているけど肩こりが解決しているケースは少ないと思います。

 

何で揉むと楽になるの?

私は以前はマッサージを主体とした手技をメインに治療をしていました。もちろん揉むことによって体の変化が起こるので肩こりにはマッサージをするのが一番だと自信を持ってやっていました。

マッサージをすることにより、筋肉に刺激を与えそこに軽い炎症を起こさせます。炎症が起こると血液が集まりますので肩こりは緩和して楽になるといった原理です。

ですが、一時的に血液が集まっている状態ですので時間が経てばまた戻りますし刺激が強ければ炎症も強くなり打撲しているのと同じ状態になります。

また、刺激を与え続けると慣れてくるのでだんだん強さが必要になってきます。それに対抗しようと筋肉も固くなりますので揉めば揉むほど筋肉は固くなり肩こりはどんどんひどくなります。

 

じゃあどうすればいいの?

一番大事なのは「なぜ肩がこっているのか?」を知る事です。

肩こりは肩に血液が行かなくなり筋肉が酸欠状態を起こしているから起こります。

なぜ血液が行かなくなるかというとそれは「体のゆがみ」が関係します。血液は血管というトンネルを通っているのですが体がゆがむことでそのトンネルが捻じれたり詰まったりします。そうすると血液が流れづらくなります。

また重力の問題で血液は足に溜まりやすくなるので、肩にいくはずの血液が足に溜まっていることもしばしば。これが足のむくみです。

 

ですので肩こりを良くするためには体のゆがみを整えて巡りを良くするのが一番なのです。

 

自分で出来る方法は?

ここからは専門家に任せるのが一番だと思います。もし自分でゆがみを整えたい場合はネットや本がいくらでも情報を出しているのでそれを参考にやってみるといいかもしれません。

ですが、ゆがみにも段階があり一番深い部分のゆがみを整えない限り効果が出ないこともあります。

ヨガでゆがみを整えているのに治療してみたらゆがみだらけだったなんてこともたくさんあります。

 

もし自分で何かしたいという場合は足の血液を心臓に送りかえすことを一番大事にするといいです。

そのためには足のストレッチやウォーキングなどが効果的ですよ。

 

 

このページの著者

著者:高橋教文

柔道整復師、プロスポーツトレーナー、プロアーティストトレーナー

埼玉県さいたま市 巡り整体院 院長 「自律神経のスペシャリスト」

プロスポーツ選手からアーティストまで幅広くサポートしてきた経験を生かし、肩こり腰痛などの慢性症状から自律神経の悩みまで改善する無痛整体を行う治療家