野球肩の症例②「腱板損傷と骨棘による痛みだと整形外科で診断された症例」

患者

43歳男性

主訴

野球とソフトボールをしており、少年野球のコーチもしているので痛くても投げなければいけない状況

整形外科に4か月通ったが一向に良くならずどんどん悪化している

腱板損傷と骨棘による痛みだと説明された

投げる動作の際に激痛、スイングなどの他の動作は大丈夫

来院

2018年10月

症状が改善したらしたい事

肩を気にせず投げられるようになりたい

初回施術

全身の検査を行い

・全体のゆがみを整え巡りを良くする

・右胸鎖関節の調整

 

しばらくは上から投げないように指導

サイドスローやスナップスローはOK

2回目の施術(7日後)

関係ないが正座から立ち上がろうとした際に足がつったとのこと

 

 

・全体のゆがみを整え巡りを良くする

・左股関節の調整

 

30分以上同じ姿勢でいないように指導

 

3回目の施術(7日後)

仕事で肩に負担のかかるような状態になると痛みを感じた

 

・全体のゆがみを整え巡りを良くする

・右膝の調整

 

肩回しのエクササイズの指導

1週間後からキャッチボールは再開しても大丈夫と伝える

 

4回目の施術(14日後)

キャッチボール程度は出来るようになった

肩の状態を感覚で答えてもらうと60~70%程度

 

・全体のゆがみを整え巡りを良くする

・頚椎1番の調整

 

ボールは持たずにシャドウピッチをしてもらうように指導

 

5回目の施術(14日後)

ボールを上から投げてしまったことがあったがあまり痛みを感じなかった

 

・全体のゆがみを整え巡りを良くする

・腰椎5番石灰化の調整(←今回の症状の原因

 

腹斜筋のストレッチを指導

投球はOKだが徐々にやってもらうように

投げていて支障が出るようだったらまた来院してもらうように伝え治療終了

 

実は肩の動きと腰が関係あります。今回は腰の動きに制限がかかり肩の可動域まで影響していた。

肩の問題を取るだけでなく関連している箇所も整えることで投球動作も問題が無くなった。

このページの著者

著者:高橋教文

柔道整復師、プロスポーツトレーナー、プロアーティストトレーナー

埼玉県さいたま市 巡り整体院 院長 「自律神経のスペシャリスト」

プロスポーツ選手からアーティストまで幅広くサポートしてきた経験を生かし、肩こり腰痛などの慢性症状から自律神経の悩みまで改善する無痛整体を行う治療家